コインパーキング経営によくあるトラブルと対策方法|株式会社ユアー・パーキング

コインパーキング経営は、アパート・マンション経営など他の土地活用方法とは違い、費用や労力の面で負担が少ない点がメリットで近年人気を集めています。ただし、経営するうえでは少なからずトラブルも発生します。

ここではコインパーキング経営において発生する、よくあるトラブルと対策方法をまとめました。

トラブルが発生する主な原因と対策方法、トラブルが発生した場合の対応方法もあわせてご紹介します。

1. 駐車スペースの番号を間違えて精算してしまうトラブル

コインパーキング経営をしていて多く発生するトラブルが、自分が駐車したスペースとは別のスペースを精算してしまうトラブルです。返金を求められた場合、間違えた原因が利用者の過失であれば対応する必要はありませんが、機器の不具合や設備に問題があった場合は返金対応が必要となります。

＜トラブルが発生する主な原因＞

• 精算機の数字の押し間違い
• 隣の駐車スペースの番号との見間違い
• 駐車スペースの数字が見えにくい

＜対策方法＞

• 目立つ場所に精算時に駐車スペースの番号の確認を促す看板を設置する
• 広い駐車場や番号がわかりづらい駐車場の場合は、精算機から見える位置に場内図面を設置する
• 定期的に駐車スペースの表示が薄くなっていないか確認をする
• 駐車場利用規約に、精算間違いでの返金対応はできない旨を記載する

＜対応方法＞

原因が利用者の過失であれば、駐車場利用規約に返金対応はできない旨の記載があることを伝えて断りましょう。

駐車スペースや精算機に問題があった場合は、返金対応が必要です。支払いをした金額と利用した金額の差額を返金しましょう。

2.精算機の不具合トラブル

次に多いのが、精算機の不具合によって精算時に発生するトラブルです。
精算時に発生するトラブルの内容として以下が挙げられます。

• 精算できない（精算機が反応しない、紙幣・硬貨・クレジットカードが入らないなど）
• 釣銭・領収証が出ない

＜トラブルが発生する主な原因＞

• 停電などで精算機の電源が落ちている
• 精算機の部品が故障している
• 紙幣・硬貨・領収証が精算機内に詰まっている
• 紙幣・硬貨の保管スペースが満杯になっている
• クレジットカードの通信エラーが起きている
• 釣銭切れ・領収証の用紙切れが起きている

＜対策方法＞

• 停電に備え、予備の電源を用意しておく
• 定期的に点検・メンテナンスを行う

＜対応方法＞

精算できないトラブルの場合は、利用者へ至急対応する旨を伝え、お待ちいただきましょう。お待ちいただけない場合は、ロック装置式（ロック板式）なら遠隔操作で板を下げて出庫、ロックレス式ならそのまま出庫してもらい、利用料金は後日、銀行振込で支払ってもらいましょう。

釣銭・領収証が出ないトラブルの場合は、後日、返金もしくは領収証の送付をしましょう。

3.料金に関するトラブル

掲示している料金体系の表示方法や、利用者が精算した料金についてのトラブルも少なくありません。
料金に関するトラブルの内容として以下が挙げられます。

• 料金体系がわかりづらい
• 思っていた料金より高い
• 最大料金または土日祝日料金が適用されていない

＜トラブルが発生する主な原因＞

• 利用者が料金看板を確認していない
• 料金体系が複雑
• 最大料金が繰り返し摘要になるかどうか明記されていない
• 看板の表記が間違えている
• 精算機の料金設定を間違えている
• 精算機の時刻がズレている

＜対策方法＞

• 料金看板を見やすい位置に設置する
• わかりやすい料金体系にする
• 大きい文字で見やすく表記する
• 定期的に点検・メンテナンスを行う

＜対応方法＞

利用者の確認不足の場合は、料金体系の説明をして、駐車前に料金看板を確認するよう促しましょう。
看板の表記や精算機の料金設定が間違えていた場合は、返金対応をしましょう。

4.敷地内のトラブル

コインパーキングの敷地内で起こるトラブルも様々です。主なトラブルを紹介します。

• 当て逃げ・車上荒らし
• 設備・機器を破壊される
• 不正駐車
• 不法投棄

＜トラブルが発生する主な原因＞

• 利用者の不注意
• レイアウトが悪い
• 照明が少なく、コインパーキング内が暗い
• コインパーキングの清掃が行き届いていない

＜対策方法＞

• 注意を促す貼紙や看板を設置をする
• 事故が起こりにくい、駐車しやすいレイアウトに変更する
• 照明を増やしてコインパーキング内を明るくする
• 定期的に清掃をして、美観を保つ
• 監視カメラや映像を映すモニターを設置する

＜対応方法＞

• 当て逃げ・車上荒らし
  警察に連絡をして対応してもらいましょう。被害者から防犯カメラ映像の提供を求められても、防犯カメラ映像を所有者以外が見ることは、個人情報保護法に違反する行為ですので、警察に相談するよう促しましょう。
• 設備・機器の破壊
  設備・機器を破壊されるとコインパーキング経営に支障が出て、売上が減少してしまいます。速やかに修理をして経営再開できるようにしましょう。修理には多額の費用がかかるので、保険に加入しておくことをお勧めします。また、設備・機器を破損する行為は犯罪であり、器物破壊罪にあたるので警察に連絡をしましょう。
• 不正駐車
  個人で対応しようとせず、警察に相談しましょう。盗難車や犯罪に関与している車両であれば、警察が対処してくれます。警察で対処できなければ、専門の業者に依頼しましょう。
• 不法投棄
  ゴミを放置しておくと、「捨てても良い場所」と認識されてしまい、次々と不法投棄される可能性があるので、不法投棄物があれば速やかに対処しましょう。また、「不法投棄禁止」「防犯カメラ作動中」などの貼紙や看板の設置も忘れずにしましょう。

＜敷地内トラブルを防ぐ最も効果的な対策方法＞

敷地内トラブルを防ぐ効果的な対策方法は、防犯カメラを設置し、防犯カメラの映像をモニターにリアルタイムで映し出すことです。コインパーキングの入口など人目につきやすい場所にモニターを設置すれば、人目につきやすく「見られている」意識から不法な行為を防ぐことができます。

また、防犯カメラで記録しておけばトラブルが起こった際に、証拠映像になるので対応がスムーズに進みます。

まとめ

コインパーキング経営を成功させるにはトラブル対応が重要な要素になりますが、トラブル対応には手間や費用がかかります。そこで、多くの土地オーナー様が選んでいるのが、コインパーキング運営会社に委託する方法です。

ユアー・パーキングに土地をご提供いただければ、土地オーナー様自らがトラブルに対応する必要がなく、すべてを任せることができます。面倒なメンテナンス作業も、クレーム処理などの負担もございません。

土地オーナー様は、「土地をお貸しいただくだけ」で、初期投資や維持管理などの労力やコストなど、ご負担は一切ございません。リスクや手間なく運営できるのが最大の魅力。ユアー・パーキングのサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。