コインパーキングに防犯・監視カメラを設置するメリットとは?

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昨今のコインパーキングには、防犯・監視カメラが設置されていることが多いのですが、なぜ防犯・監視カメラを設置しているのでしょうか。

コインパーキング経営は、費用や労力の面で負担が少なく手軽に行える土地活用方法として近年人気を集めています。

コインパーキング経営にトラブルはつきものですが、防犯・監視カメラを設置することで、トラブルを未然に防止することやトラブルが起きた際に迅速に対処することができます。

ここではコインパーキング経営における防犯・監視カメラの役割に関してお伝えします。

防犯・監視カメラによって対策ができるトラブル事例

まずは、防犯・監視カメラを設置することで対策ができるトラブルを紹介します。

【当て逃げ・車上荒らし】

コインパーキング利用時に車をぶつけられた、傷がついていた、車内が荒らされていたというトラブルは少なくありません。コインパーキング内での事故・盗難は管理者に責任はなく、当事者同士で解決するのが一般的ですが、車を離れている時に被害にあった場合、事故当時の状況が特定できず泣き寝入りになってしまいます。被害者が同じコインパーキングを利用しなくなるのはもちろんですが、悪評が立ち、利用者・売上が減少してしまう可能性があります。

【不法投棄】

コインパーキングは24時間、無人で営業していて誰でも立ち入りできることから不法投棄の被害に遭いやすい場所です。一度不法投棄されると、「捨てても良い場所」と認識されてしまい、次々と不法投棄が増える恐れがあります。ゴミの処分には費用がかかるうえに、清潔感がないコインパーキングでは利用者の減少を招いてしまいます。

【設備・機器の破損】

コインパーキングに設置している設備・機器に利用者の車が接触する、もしくは故意に破損されるケースもあります。設備・機器の破損状態によっては、コインパーキング経営に支障が出て売上が減少してしまいます。なかには精算機を破損させて、コインパーキングの売上を盗まれた事例もあります。破損した犯人が特定できれば警察を通して賠償金を請求できますが、特定できなければ多額の修理費用を負担するだけではなく、コインパーキングの売上を失い、莫大な損失になります。

【不正駐車】

駐車スペースからはみ出して駐車する、または駐車スペース以外の場所に駐車する不正駐車も多く見受けられます。利用料金が徴収できず売上が落ちるばかりか、他の利用者の出入りや駐車の邪魔になるため、稼働率の低いコインパーキングになってしまいます。

【利用者以外の侵入】

無人であるコインパーキングは敷地内への不審者の侵入も許してしまいます。また、不審者だけではなく場内を溜まり場にされた場合には、空き缶やタバコのポイ捨てをされたり、大きな話し声や喧嘩などトラブルが起こるリスクも高まり、コインパーキング自体が防犯性の低下や治安の悪さを助長してしまう可能性があります。

【不正出庫】

駐車料金を支払わずに不正出庫する利用者もいます。ロック装置式(ロック板式)駐車場の場合は、ロック装置をむりやり乗り越えて出庫するので機器が破損する可能性があります。近年増加しているロックレス駐車場では、ロック装置が無いのでうっかり支払を忘れて出庫してしまうケースも多くなっています。

以上のように、駐車場経営にはさまざまなトラブルが発生する可能性があります。トラブルが多く発生する駐車場は利用者に敬遠され売り上げが低下してしまいます。また、衛生状況が良くなく不審者が出入りするような駐車場では近隣の方々も不安になってしまいます。

駐車場に防犯・監視カメラを設置するメリット

ここからは、駐車場に防犯・監視カメラを設置することで得られるメリットを紹介します。

【状況確認と証拠の保管】

防犯・監視カメラの映像は一定期間保管されているので、トラブルが発生した当時の状況を確認することができます。警察に映像を提出すれば事件の早期解決にもつながります。

ただし、防犯・監視カメラの映像を所有者以外が見ることは、個人情報保護法に違反する行為にあたるので、利用者から依頼を受けた場合の映像の確認は警察を通して行うようにしましょう。

【犯罪の抑止効果がある】

防犯・監視カメラが設置されている駐車場と、設置されていない駐車場では、設置されていない駐車場の方が犯罪発生率が高くなる傾向があります。それは防犯・監視カメラを設置することで、犯罪者の「見られている意識」が働き、防犯・監視カメラを設置している駐車場を避けるためです。

併せて、監視していることを知らせる貼紙や看板を設置することで更に抑止効果が高まります。

【利用者のマナー・場内環境が向上する】

防犯・監視カメラを設置していると「みられている意識」が働くのは犯罪者に限らず、コインパーキングの利用者も同じです。利用者のマナーが向上し、気持ちの良い駐車場の状態が保たれます。また、不法投棄、落書き等の不法行為にも効果絶大で、場内環境も向上します。

防犯・監視カメラの種類

駐車場の管理にかかせない防犯・監視カメラにはさまざまな種類がありますが、代表的な形状は以下の2種類です。

  • BOX型(バレット型)
    四角い箱型の形状をBOX型、丸い筒状の形状をバレット型と呼びます。大型で存在感があり、設置していることがすぐにわかるため、犯罪を未然に防ぐ効果が非常に高いカメラです。本体にカバーがついていて雨の影響を受けにくいので屋外での撮影に向いています。一方向しか撮影できないため死角が生まれますが、設置する場所を工夫したり複数台設置することでカバーできます。
  • ドーム型

    丸いドームのような形状で死角が少なく広範囲撮影できます。コンパクトで目立たない形状で壁や天井に取り付けて使用するため、屋内に設置することが多いカメラです。外観からは撮影している方向がわかりづらく、侵入者の行動抑止効果があります。

防犯・監視カメラの設置コスト

防犯・監視カメラには多数の種類があり、性能も様々です。価格も幅広く、5,000円台で購入できるものもあれば、グレードが上がると10万円を超えるものもあります。

また、機材の設定、防犯・監視カメラの高所設置など高度な技術が必要になります。個人での作業が難しい場合は工事業者に依頼する必要があり、工事費用が発生します。

駐車場に合った防犯・監視カメラ選びや設置が不安な場合は、専門業者に依頼をすると良いでしょう。

カメラによって監視・精算するロックレス駐車場経営も可能

防犯・監視カメラを設置することで、ロックレス駐車場経営が可能になります。ロックレス駐車場とは、駐車スペースのロック装置を取り外し、カメラやセンサーで車のナンバーを認識して管理・精算する仕組みの駐車場です。ロックレス化されたコインパーキングでは次のようなメリットがあります。

メリット1 利用者が安心

ロック装置を気にしてスムーズに駐車できなかった方もストレスなく利用できます。装置の故障が理由で精算できない、出庫できないというトラブルも発生しません。

メリット2 足元の安全性向上

ロック装置の凹凸が原因の転倒がなくなり、足元の凹凸がないのでベビーカー・車椅子使用の方も以前より利用しやすくなります。

メリット3 車を傷付けない

ロック装置への接触やロック板上昇によって車を傷付ける心配がなくなります。

メリット4 利用者マナー向上

「見られている意識」から利用者のマナーが向上します。

メリット5 トラブル・不審者の減少

車両管理を防犯・監視カメラシステムで行なっているので、同時に不審者の監視も行われます。

メリット6 いつもきれいで、静かな環境に

防犯・監視カメラシステムにより、ゴミの不法投棄や壁の落書き等が軽減します。また、ロック装置の作動音による騒音トラブルがなくなります。

ユアー・パーキングではロックレス駐車場に明るく鮮明な大型監視モニターを設置し、防犯・監視カメラの映像をリアルタイムに映し出しています。監視カメラの映像を大型モニターにリアルタイムに映し出すことで、近隣や通行人の目を引き、自然に防犯効果が高まります。

ロックレス式駐車場については以下の記事で解説しています。興味のある方は合わせてご覧ください。
関連記事:ロック装置なしのコインパーキングの仕組みとメリット

まとめ

コインパーキング経営における防犯・監視カメラの役割についてお伝えしました。
防犯・監視カメラを設置することで犯罪を抑止し、安心で安全なコインパーキングを保てます。
コインパーキング経営を成功させるには、防犯・監視カメラの設置が有効であると言えるでしょう。

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