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- 土地なしからコインパーキング経営を始める方法とは?土地選びのポイントや設けるポイントも解説
コインパーキング経営は、費用や労力の面で負担が少なく手軽に行えるため、副業や投資として人気がある土地活用方法です。既に土地を持っている場合に行う土地活用方法だと思われがちですが、土地なしでもコインパーキング経営を始めることが可能です。
この記事では、土地なしでコインパーキング経営を始めるための手順や、土地選びのポイント、経営方式、設けるポイントについて解説します。
土地なしだが、コインパーキング経営に興味があるという方は、ぜひ最後までお読みください。

土地なしでもコインパーキング経営を始められる?
コインパーキング経営は、土地所有者のみが行えるものというイメージがあるかもしれませんが、実際には土地を所有していなくても始めることが可能です。
土地を購入するか、借りるかのどちらかでコインパーキング経営を始めている方はたくさんいます。
都市部を中心に駐車場の需要が高まっていることから、土地を借りてコインパーキング経営を行い、成功を収めている例は数多く存在します。
コインパーキング経営を始める流れ
土地を所有していない状態からコインパーキング経営を始める場合、以下の流れで進めていきます。
①土地を決める
②管理・運営業者を選ぶ
③開業に向けて工事を行う
それぞれの項目を詳しく見て行きましょう。
①土地を決める
コインパーキング経営を成功させるには、立地条件は非常に重要となります。
まずは、コインパーキングに適した土地の情報を集めることから始めます。インターネットを活用したり、不動産会社に問い合わせする方法が有効です。
また、自分が頻繁に利用する駅や商業施設の周辺など、土地勘のあるエリアから探し始めるのも良い方法です。よく知る土地であれば、周辺の状況から駐車場需要をある程度推測しやすくなります。
②管理・運営業者を選ぶ
土地が決まったら、次は駐車場経営をサポートしてくれる管理・運営業者を選びます。
自身で全ての管理・運営を行う選択肢もありますが、特に初心者の場合は専門知識を持つ業者をパートナーにすることが成功への近道です。
管理・運営業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や費用を比較して検討するようにしましょう。これまでの運営実績や問い合わせに対するレスポンスの速さなども見極めながら、信頼できる業者と契約を結ぶことが重要です。
③開業に向けて工事を行う
信頼できる管理・運営会社と契約を締結したら、コインパーキングの設置工事に着手します。
工事では、アスファルト舗装のほか、精算機やロック板、照明、看板といった設備の設置が行われます。工事には1週間程度かかるため、並行してインターネットの駐車場検索サイトへの登録など、集客の準備を進めておくことをおすすめします。
コインパーキング経営が成り立つ土地選びのポイント

一般的に、コインパーキング経営に向いているのは商業地域や駅前などです。
ただし、残念ながらそのような好条件の土地はほとんどの場合、他のだれかが活用済みです。
そこで、少し視点をずらしてみましょう。以下の要件に当てはまれば、コインパーキングの土地として活用できる可能性があります。
周囲に集客施設があること
集客施設がある場所には、多くの人が訪れるためコインパーキングの需要があります。
例えば、飲食店が多く各店舗に駐車施設がない地域の場合、特に食事時間帯に大きな需要があります。オフィス街や大きな病院が近いと、来客・来院者・お見舞いの人たちに必要とされます。
前面道路にある程度の交通量があること
土地の前面道路にある程度の交通量があると、多くのドライバーの目に留まり、駐車場の存在が認識されやすく利用につながります。
特に、主要道路沿いは、日中や夜間を問わず利用者様が多い傾向があります。
駐車禁止エリアの近く
路上駐車が禁止されているエリアの周辺も、コインパーキング経営に適した立地の一つです。
駐車禁止エリアでは短時間の停車も許されないため、周辺で用事があるドライバーは駐車場を利用せざるを得ません。
ただし、需要が高い場所にはすでに多くの競合パーキングが存在する可能性も考えられます。事前に周辺の競合状況を調査し、収益が見込めるかを慎重に判断する必要があります。
開発予定地域・再開発地域
開発予定地域や再開発地域に指定されている場所は、将来的な需要が見込めます。
このようなエリアでは、開発や再開発が進むにつれて人口や交通量が増加し、コインパーキングの需要が高まることが予想されます。現在の需要が低くても、将来を見越して先にコインパーキングを開設することで、高い収益が期待できる可能性があります。
ただし、実際に開発が開始されるまでには時間を要する場合もあるため、長期的な視点での検討が重要となります。
コインパーキング経営は借地と土地購入どちらがよいのか
土地なしでコインパーキング経営を始める場合、土地を借りる「借地」と、新たに「土地購入」する二つの選択肢があります。
どちらが良いかは一概には言えず、自己資金の額や想定する経営期間などによって判断が異なるため、ご自身の状況に合わせて判断する必要があります。
借地と土地購入について、それぞれ見ていきましょう。
借地
土地なしでコインパーキングを経営する場合、土地を借り「借地」という方法があります。
これは、土地の所有者と賃貸借契約を結び、月額の賃料を支払ってその土地に駐車場を設置し、運営する方法です。土地の所有者との契約内容によっては、契約期間や賃料、土地の用途に制限がある場合があります。これらの制限は、将来の運営コストや収益に関わるため、慎重に検討する必要があります。
借地は、初期費用を抑えられるという特徴があり、土地購入と比較して手軽にコインパーキング経営を始められます。また、契約期間が決まっているため、思ったほど収益が上がらなかった場合など、契約満了時に土地を返却することができるメリットがあります。
土地購入
土地なしでコインパーキングを経営するには、新たに土地を購入する選択肢もあります。
土地を購入してコインパーキング経営を始める場合、初期投資は大きくなりますが、長期的な視点で見ると多くのメリットがあります。運営に適した立地を自ら探し、購入することで将来的な資産価値の向上や、運営における高い自由度が得られます。将来、建物を建てる計画があるなどの土地の転用も比較的容易であり、ご自身の資産として保有できる点も魅力です。
ただし、市場調査や周辺の開発計画をしっかりと踏まえた上で、慎重に判断することが求められます。購入後のリスクも考慮し、総合的な見極めが重要です。
コインパーキング経営の経営方式
コインパーキング経営には、主に3つの経営方式があります。
オーナー自身がすべての業務を行う「個人経営方式」、専門業者に管理を任せる「管理委託方式」、そして土地ごと業者に貸し出す「一括借り上げ方式」です。
それぞれの方式にはメリットとデメリットがあり、得られる収益や手間のかかり方が大きく異なります。
ご自身に合った経営方式を選ぶことが重要です。
個人経営方式
個人経営方式は、オーナー自身が駐車場の管理・運営に関するすべての業務を行う方法です。
具体的には、アスファルト舗装や設備設置の業者手配、日々の清掃、集金、機器のメンテナンス、利用者からのクレーム対応まで、すべてを自分で行います。
管理会社に支払う手数料がかからないため、得られた収益のほとんどが自分のものになるという大きなメリットがあります。その反面、専門的な知識が必要な場面も多く、時間と労力がかかるため、経営に専念できる環境が求められます。
管理委託方式
管理委託方式は、駐車場経営の専門業者に日常的な管理業務を委託する方法です。
管理委託量を支払うことで、清掃、集金、トラブル対応といった手間のかかる業務を管理会社に任せることができます。これにより、オーナーは本業に集中したり、自由な時間を持ったりしながら駐車場経営を行うことが可能になります。
駐車場経営の準備となる整地や機器の設置は自分で行い、売上から管理委託料を差し引いた金額が収益になります。
一括借り上げ方式
一括借り上げ方式は、所有している土地をそのまま駐車場経営の専門業者に委託する方式です。
駐車場経営の準備から管理まで、一貫して駐車場運営会社が行うため初期費用やランニングコストがかかりません。土地を貸すだけで、設備の設置から管理・運営、トラブル対応などの管理業務を専門業者が行います。
駐車場の稼働状況にかかわらず、毎月固定の賃料が業者から支払われるため、非常に安定した収入が見込めます。収益性は他の方式に比べて低くなる傾向がありますが、最も手間がかからず、リスクの低い経営方式です。

土地なしから始めるコインパーキング経営で儲けるポイント

ここでは、土地なしからコインパーキング経営を始めて、成功に導くための重要なポイントをご紹介します。
インターネットを活用する
現代において、ドライバーの多くはスマートフォンを使い、「目的地+駐車場」といったキーワードで駐車場を探すことがほとんどです。そのため、インターネット上での情報発信は集客に不可欠です。
まずは、大手の駐車場検索サイトやGoogleマップに自分の駐車場の情報を登録しましょう。これにより、駐車場を探している潜在顧客に効率的にアプローチできます。
さらにSNSを活用してキャンペーン情報を告知するなど、積極的な情報発信が集客力を高めます。比較的低コストで始められる有効な集客手段の活用が成功の鍵です。
支払い方法を多数導入する
近年、キャッシュレス決済の普及は著しく、現金を持ち歩かない人も増えています。そのため、従来の現金払いに加え、クレジットカード決済、交通系電子マネー、QRコード決済など、多様な支払い方法に対応することが重要です。
幅広い決済手段を導入することで、機会損失を防ぎ、より多くの利用者に選ばれる駐車場になります。精算機の導入時には、どのような決済方法に対応できるかを確認しましょう。
立地優先で土地を選ぶ
コインパーキング経営の収益を決定づける最も重要な要素は、やはり立地です。どれだけ設備が新しく、料金が安くても、駐車場の需要がない場所では収益を上げることはできません。
したがって、土地を選ぶ際には料金よりも、まず第一に立地の良さを優先して考えるべきです。駅や繁華街、病院、オフィス街の周辺など、常に一定数の駐車需要が見込める場所を確保することが、安定した経営の基盤となります。
良い立地であれば、相場通りの料金設定でも利用者は集まります。
専門業者に委託する
特にコインパーキング経営の初心者や、本業が別にある方にとって、日常的な管理・運営業務は大きな負担となります。清掃、集金、機器のトラブル対応、利用者からの問い合わせなどをすべて自分で行うのは大変です。
専門業者に運営を委託すれば、これらの管理業務を代行してもらえます。管理費用は発生しますが、専門的なノウハウを活用することで効率的で安定したコインパーキング経営が実現でき、手間安心して事業を続けられます。
土地活用としての駐車場経営を成功させるためにも、プロの力を活用することをおすすめします。
意外?こんな土地でもコインパーキングとして活用できる

コインパーキング経営に関心があっても「活用する土地がないから」と諦めていませんか?
意外な土地が活用できた例を、ユアー・パーキングの実際の事例からご紹介します。
狭い土地(狭小地)
駐車できるスペースが1台分しかなくても、コインパーキングオーナーになれます。経験に基づいたプロの技術があるので、スペース・周囲の状況に合わせた設計をご提案可能です。もちろんP看板・説明看板・集中精算機も設置します。
三角地などの変形タイプ
専門職の技術で各種機器まで含めた駐車場設計が可能です。
起伏がある土地
造成工事を行えば大丈夫です。造成工事が必要な土地の場合、費用は基本的にユアー・パーキングが負担します。
月極駐車場のワンスペース
月極駐車場に空きスペースがある場合、ワンスペースから安定収入を確保できるコインパーキングとして運営できます。
大型駐車場
大型駐車場もコインパーキングにできます。これまでの経験値から的確なご提案が可能です。
個人宅
個人宅の土地の一部でも、コインパーキングにしたい部分が道路に面していればコインパーキング経営が可能です。
建築予定地
「ビルを建てる予定」「子供が結婚したら家を建てる予定」など、将来の予定が決まっている土地をコインパーキングにし、土地と時間を有効活用します。3ヶ月や6ヶ月といった短期契約が可能なので、たとえ短期間でも土地を遊ばせておく必要はありません。
売却予定地
売却をお考えの土地も同様です。短い期間でも土地と時間を有効活用して安定収入を得ていただけます。
土地の価値の見極めはプロにお任せを
コインパーキング経営の大きなメリットは「取り組みやすさ」。いい意味でハードルが低いのです。土地なしでも始められ、土地の形状、契約期間、契約形態など、通常の土地活用ビジネスでは考えられないくらい手軽です。
そして、コインパーキング経営を成功させる上で、土地選びが最も重要な要素であることは間違いありません。しかし、その土地が本当に駐車場として高い収益性を期待できるのかを、初心者が個人で正確に判断するのは非常に困難です。
周辺の市場調査や将来の需要予測には、専門的な知識と経験が求められます。そのため、土地の価値を見極める際には、コインパーキング経営の専門業者や、地域の不動産事情に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
コインパーキング経営のことならユアー・パーキングにご相談ください!
ユアー・パーキングはどんなことでもお気軽にご相談いただけるパートナーを目指しています。
1995年創業以来30年にわたり数多くのコインパーキングを設置・運営してきました。豊富な経験と専門知識を活かし、お客様の状況に合わせた最適なご提案をいたします。
土地オーナー様は、「土地をお貸しいただくだけ」で、初期投資や維持管理などの労力やコストなど、ご負担は一切ございません。リスクや手間なく運営できるのが最大の魅力。
ユアー・パーキングのサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

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